最近の相場を見て感じた事をツラツラと書きます。

7日、スイス中銀が自国通貨高に歯止めを掛けるため

ユーロ / フラン＝1,20　の最低レートを設定し

それを維持する為に無制限で資金を投入（介入）すると言う趣旨の

発言をしました。

日銀とは違い、強固な姿勢を打ち出しました。

ここでＥＣＢはどの様な対応を見せるか注目していましたが、

『スイス中銀の行動は自己責任』 と言ったらしいです。

素晴らしい！大人の対応！さすがＥＣＢと思っていたら・・・

これが、為替操作を認めると受け取られ、各通貨ぺアに大きな動きを

引き起こすトリガーとなりました。

ドル円　↑↑

ユーロ円　↑↑

フラン円　↓↓↓

ドルフラン　↑↑↑

ユーロドル　↑↑

ポンスイ　↑↑↑

つまり、ユーロが騰がり、フランが下がったのですが、

日銀の介入や追加緩和、円高抑制にお墨付きを得たと判断されたのでしょう、

ドル円　↑↑でした。

そして、注目された白川日銀総裁の会見・・・

なんと・・・　な～んにも出ませんでした。

空気を読めよな！　市場はスイス中銀の強固な姿勢に後押しされて

日銀が追加緩和、はたまた追撃のドル買い介入に出ると期待していたんだから。

これで今月フランスＧ7も期待出来なくなりましたね。

もう、注目は欧米の経済に向いています。円高抑制に理解を求める趣旨の発言を

しても、それこそ自己責任でやりなさいよってソッポ向かれると思います。

何にしても、フランと円に分散していたであろう避難先が円に集中するのは

確実視されています。円買いの流れに歯止めを掛けるのは？？

もう弱腰の政府・日銀には期待出来無いと感じました。

8日には米オバマ大統領の演説が予定されています。

雇用対策を含む景気刺激策がテーマです。

ここで、再びトリガーが引かれるのか？世界の投資家が注目しています。

その銃口は何処に向けられるのか？






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